刑事事件 [事例1]

強制わいせつによって逮捕・勾留⇒示談・釈放

20代男性
罪名結果
強制わいせつ 不起訴

背景

電車の中で女性に対して痴漢行為を行ったAさんは、その女性の下着の中にまで手を入れて触っていました。そのため、通常の痴漢行為に適用される迷惑防止条例ではなく、より刑が重い刑法の強制わいせつによって逮捕・勾留されてしまいました。Aさんが逮捕された後、ご両親からご相談があり、ご依頼をいただきました。

対応

強制わいせつのような、直接の被害者のいる事件では示談が成立するかどうかが処分の内容に大きく影響します。

平成29年7月より前は、強制わいせつは告訴がなければ起訴できない犯罪とされていましたので、示談が成立して被害者が告訴を取り消した場合は強制わいせつによって起訴されることはありませんでした。平成29年7月以降は、法律上、告訴がなくとも強制わいせつによって起訴することもできるようになりましたが、とはいえ、示談が成立して被害者が処罰を求めていないという状況であれば不起訴になる可能性は大きく高まります。

そのため、今回の事件でも、Aさんご本人やご両親と相談の上、早期に示談を成立させることを目標に弁護活動を行うことにしました。

結果

Aさんのご両親にまとまった示談金を準備していただいたことから、最終的に被害者との間で示談を成立させることができました。示談書を検察庁に提出したところ、Aさんは釈放され、無事、不起訴処分となりました。Aさんには同種の余罪がありましたが、早期に示談を成立させて釈放されたことから、余罪が立件されることもありませんでした。

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